手仕事で春を感じる〜苺のコンフィチュール〜

ひな祭りが近づく辺りから、みかんが陳列されていた棚は、真っ赤な苺で埋め尽くされる。

春の訪れを告げているかのようで、わくわくする。

それはフランスでも同じようだ。


春にマルシェに苺が並びだすと、まずは小さい粒の苺を買ってコンフィチュールを作る人もいるらしい。

大きくて立派な苺は値段が高いけど、小さいパックなら比較的安い。

それなら、私もこの春から苺にありつけそうだ。

私が買った小さい粒の苺パックは、不揃いで白い部分も多々あった。

これはやはり、コンフィチュールにするべきだろう♪


フランス流の作り方はあるのだろうか?
と調べて見たところ、一人の女性にたどり着いた。

クリスティーヌ・フェルベール

彼女は"ジャムの妖精"と呼ばれており、その手から作り出されるジャムは世界中で大人気なほど、美味しいのだそうだ。

残念ながら、彼女のレシピ本には出会えなかったので、学生時代三年間苺ジャムを作り続けてきた記憶を絞り出した。

今回は、丁寧に作ってみる。

一日目は、苺を洗ってざるに置いてしっかりと水気を切る。
ヘタを取り、グラニュー糖をまぶす。

コンフィチュールは糖度が65%以上から固まるそう。
今回は、ぷるんとしっかりとしたコンフィチュールではなく、ゆるいソース状のものを目指しているため、糖度は60%。

そして、一晩放置。
いちご本来の甘い水分を、じっくりと自然に出す。

二時間置いただけで、すでにこんなに水分がでている♪

明日が楽しみだ。

フレンチ&イタリアンなおうちカフェ

レイチェル・クーに憧れて、フランス風&イタリア風なおうちごはんを楽しむ料理日記。

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